緑茶は中国茶の中では生産量の多いもので、六大基本茶類では、殺青⇒揉捻⇒乾燥という工程で作られるお茶で、不発酵とも言われます。
殺青工程または乾燥工程の違いにより炒青緑茶、烘青緑茶、蒸青緑茶、晒青緑茶に分類されます。
炒青緑茶は殺青工程を釜炒りで熱をかけたもので、西湖龍井、碧螺春、信陽毛尖、都匀毛尖が代表的です。
烘青緑茶は殺青工程で茶葉を竹などの籠に入れ焙る状態で熱をかけたもの。黄山毛峰、六安瓜片、安吉白茶、太平猴魁が代表的です。
蒸青緑茶は殺青工程で茶葉を蒸して熱をかけたもので、恩施玉露が代表的です。
晒青緑茶は乾燥工程で天日干しによって乾燥させたもので、黒茶の原料になります。滇青、川清、陝青が代表的です。
西湖龍井茶
西湖龍井は浙江省杭州市の西湖の近くにある龍井村が産地です。
碧螺春
碧螺春は江蘇省蘇州市の洞庭東山が産地です。
六安瓜片